お別れと始まり
去る、2019年11月3日に我が家の愛犬「銀時(ぎんじ)」が天へと旅立っていきました。
私がまだ20代前半の頃、実家で一緒に暮らし始めたわんこです。
数年後には、私は実家を出てしまったため3年位しか一緒に住んでいませんでしたが、
諸事情により2年半くらい前から我が家の一員になり共に過ごしていました。
我が家に引っ越した直後より、肝臓や心臓の数値が良くなかったりしましたが、
元気に息子たちと喧嘩もしながら過ごしていました。
旅立つ1ヶ月ほど前から急に餌の食べも悪くなっていまい、薬もうまく服用できない。
嫁さんとあの手この手でなんとか栄養を取らせようと試行錯誤したり、かかりつけの獣医さんに相談して試すも初回のみで興味をなくすため点滴生活へ。
最後は毎朝点滴を処置してもらい過ごす生活でした。
私は、本当に愛でるだけで世話の殆どは嫁さん任せでした。
最終的には嫁さんは仕事をやめて世話を続けてくれ、頭があがりません。
最後まで看取ってくれた嫁さんには本当に感謝しています。
決していい飼い主ではなかったとは自覚はありますが、やはりとても悲しいです。
普段の生活では、いなくなって悲しいなぁ寂しいなぁと思う程度には気持ちの整理はできていますが、こうやって真剣に考えるとまだまだ目頭が熱くなってしまいます。
我が家は今年キャンピングカーを購入しました。
その理由には銀時も連れて出かければというのも理由の一つでした。
結果としては、実家時代でも車に乗ることがほとんどなかったため、近場の海に散歩にでかけたのと最後のお別れのときだけとなってしまいました。
(慣らしで動いていないのには何度も乗っていましたが)
いつかは別れが来ることはもちろん理解していました。
年齢も春で12歳になる頃だったので、残された時間が長いわけではないことも理解していました。
日に日に弱っていく銀時と過ごして、残された時間は本当に短いものだとも理解していました。
でも、やっぱり覚悟ってできないものですね。
また、目頭が熱くなってしまいました。
最後のお別れは、我が家は共同供養を選択したので拾骨はできません。
そのため、供養していただくお寺に近々会いに行こうと思います。
眠っているのは富士山の近くのようですので、旅好きな私達に銀時がくれた旅なのかもしれません。
今日、お世話になった獣医さんのところに挨拶に行き、使いかけのものばかりでしたが消耗品のペット用品を預かっていただきました。
(旅立った日にお電話ではご報告をしていました)
本当に優しいスタッフの方ばかりで、最後まで温かいお言葉をかけていただいたり、今までのトリミングの際の写真をいただいたりと私達飼い主のケアまでしていただきました。
泣いてしまうのを我慢していたため、変に愛想が良すぎる感じで対応してしまいましたが、最後まで本当にありがとうございました。
そして銀時くん。
一緒に過ごしてくれてありがとう。
やんちゃで手を焼くこともあったけど、膝の上を息子達と取り合って喧嘩してたのが懐かしいです。
きっと最後は辛かっただろうから、今は安らかに眠ってください。
数十年後の予定になっちゃうと思うけど、そっちで待っててね!